キンランジソ

学名:Plectranthus scutellarioides  

キンランジソ(金襴紫蘇)[別名:ニシキジソ、コリウス] シソ科サヤバナ属

オーストラリアと東南アジア各国が原産で、観葉植物として改良された多年草。日本では1年草として扱われることが多い。

丈は30-80cm。半低木状で、茎は四稜形。葉は対生し、卵形で鋸歯があり、紫紅・紅・桃色などの模様が美しく、葉を観賞する。花はシソに似た穂状花序に付き、淡藤色。葉は色、形とも変化に富む。
花期は7-11月。
果実は小堅果、黒色長さ約1mmで、花後に延びた萼に包まれる。

※ 名は、葉の鮮やかさから。和名ではキンランジソとも呼ばれる。
 標準和名はYListに従ったが、YListでの学名はColeus scutellarioidesと記載されている。維管束植物分類表ではサヤバナ(Plectranthus)属なので、学名はPlectranthus scutellarioidesとした。
 旧来コリウス(Coleus)属とされ、後にソレステモン(Solenostemon)属とされたこともあったが、現在ではサヤバナ(Plectranthus)属の品種と見なされている。
 性質をはじめ葉の形や色など品種によって様々なので園芸では便宜上細かく分類している。繁殖は実生と挿芽による。実生によるものはレインボー系(葉色は各種)、ケアフリー系(葉は長楕円形で切れ込みが深い)の品種があり、挿芽によるものはイングリッシュイエロー、イングリッシュレッドなどの品種がある。 


主写真撮影日:2017-09-10   撮影地:神奈川県藤沢市 江ノ島 コッキング苑 (植栽)
撮影者:MOMO