ナス

学名:Solanum melongena  

ナス(茄子)[別名:ナスビ] ナス科ナス属

インド原産と推定され、果実を食用にするために栽培される。温帯では1年草であるが、熱帯では多年草となる。

茎の丈は50-100cm。葉は互生し、柄がある。夏から秋、節間に花枝を出し、淡紫色の花を付ける。花冠は5裂し、雄蕊は5個、葯は黄色。
花期は6-10月。
果実の形や色は様々で、形は長ナス・卵形ナス・丸ナスなど、色も白・緑・紫などの品種がある。

※ 名は、実の味から中酸実(なかすみ)が語源という説、夏に実がなるので夏実(なつみ)と読んだが、それが訛って「なすび」(奈須比)と呼ばれたとする説もある。室町時代頃に宮廷の女官が女房言葉として「おなす」と呼び、その呼称が定着した。
 一般的なナスの皮の紫紺色はナスニンと呼ばれるポリフェノールの一種、アントシアン系の色素で、強い抗酸化力があり、ガンや生活習慣病のもとになる活性酸素を抑える力が強く、また、コレステロールの吸収を抑える作用もあるとされる。


主写真撮影日:2016-11-10   撮影地:神奈川県三浦市 (植栽)
撮影者:MOMO