ダイオウマツ

学名:Pinus palustris  

ダイオウマツ(大王松)[別名:ダイオウショウ、ロングリーフ・パイン] マツ科マツ属

北アメリカ南東部原産で、松類の中では世界一長い葉を持ち、庭園樹・公園樹・記念樹などに植栽される常緑高木。

樹高は20m-30m、時に50m近く、幹径1.5mに達する。樹皮は暗灰褐色で、亀甲状に裂け目ができる。葉は太い枝に密生し、長さ20-40cmの針形で三本ずつ束生し、長く垂れ下がる。
花期は4-5月。
果実は球果で、ほとんど柄がなく、大形の円柱形で長さ15-25cm、径5-8cmとなる。種鱗はやや薄く、扁平で長さ5cm、幅2cm、頂端は菱形で背面に短刺があり、反り返る。

※ 名は、葉が長くて大きいので、それを大王に例えた。
 宮城県以西の本州から九州の公園や庭木として植栽され、また鉢植えや切り花にして観賞される。材は建築・器具・土木・船舶に使われる。


主写真撮影日:2017-04-29   撮影地:神奈川県秦野市 (植栽)
撮影者:MOMO