ツルキンバイ

学名:Potentilla rosulifera  

ツルキンバイ(蔓金梅) バラ科キジムシロ属

関東地方以西の本州・四国・九州の、山地の林下に生育する多年草。

丈は10-15cm。細長い毛が疎らに生える。根茎は太くならず、長い匐枝を地上に伸ばす。葉は3枚の小葉からなり、菱状卵形で長さ2-4cm、鋭い鋸歯があり、両面に白い伏せ毛がある。春、黄色で径1.5-2cmの5弁花を2-3個開く。花弁の基部に橙色のすじが入る。
花期は4-5月。
果実は痩果。

※ 名は、蔓性でウメに似た黄色の花を付けることから。
 [近縁種]
  ミツバツチグリ:北海道・本州・四国・九州に分布。花はツルキンバイによく似る。
          3出複葉の点はツルキンバイと同様だが、小葉は楕円形で葉の鋸歯が丸い。
          匐枝の長さはツルキンバイより短いことが多く、花が集まり株状になりやすい。
 


主写真撮影日:2017-04-29   撮影地:神奈川県秦野市
撮影者:MOMO