ベニバナツメクサ

学名:Trifolium incarnatum  

ベニバナツメクサ(紅花詰草)[別名:クリムソン・クローバー、ストロベリー・キャンドル] マメ科シャジクソウ属

ヨーロッパから西アジアにかけての原産で、牧草又は花卉として栽培されたものが逸出し、野生化している1年草。(自生地では多年草だが、日本では夏の暑さに弱いため、園芸上は1年草扱い。)

丈は20-60cm。全体に白い軟毛をふき、茎は下部でよく分岐して斜上する。葉は下部のものには長い柄があって互生し、基部には筒状の托葉がある。小葉は長さ1.5-3.5cmの3枚で、心臓形で先端が凹み、上部に鋸歯がある。茎の先端に径2cmほどの円柱形の花穂を出し、小型の蝶形花を密に付ける。花柄は長さ2.5-7cm。花冠は長さ10-15mm、赤色・桃色・白色。
花期は4-6月。
種子は1個、緑褐色。

※ 名は、紅色の花を咲かせ、シロツメクサ(Trifolium repens)の仲間であることに由来。
  明治の初期にクリムソンクローバーの名で牧草として導入されたが、あまり普及しなかった。


主写真撮影日:2017-04-29   撮影地:神奈川県秦野市
撮影者:MOMO