ダイコン

学名:Raphanus sativus var. hortensis   

ダイコン(大根)[別名:スズシロ] アブラナ科ダイコン属

原産地は諸説があるが、一般にはカフカスからパレスチナ地帯と言われている、太くなる根を野菜として食用にするために栽培される1-2年草。

丈は30-100cm。根生葉は互生で束生し、箆形のものから羽状に深裂したものなどがあり、普通は粗い毛がある。春に地上茎を直立し、枝先に総状花序を出し、白または淡紫色の十字花を多数付ける。
花期は4-5月。
果実は長さ約5cmの長角果でくびれがあり、膨らんだ部分に1個ずつ1果に数個の種子が入る。アブラナ属(カブやキャベツ)と異なり、熟しても莢は裂開しない。

※ 名は、大きな根を意味する大根(おおね)から。
 日本には、弥生時代に中国から、朝鮮半島を経て渡来したとされている。
 野菜としてダイコンを栽培する場合、花茎が伸びる前に収穫する。春蒔きの場合の収穫期は5-8月、夏蒔きでは10月、秋蒔きでは11-1月。
 薬草でもあり、消化酵素を持ち、血栓防止作用や解毒作用がある。


主写真撮影日:2017-04-29   撮影地:神奈川県秦野市
撮影者:MOMO