ホソバウンラン

学名:Linaria vulgaris  

ホソバウンラン(細葉海蘭)[別名:トードフラックス] オオバコ科ウンラン属

北海道・本州・四国・九州の、道端や草地に生育する越年草。ヨーロッパからシベリア・中国の原産で、大正時代に薬用や観賞用に導入されたものが、逸出して野生化。

丈は30-80cm。茎は直立する。葉は長さ2.5-5cmの線形、基部は茎を抱かない。花は在来種のウンランとよく似た仮面状花で、花冠の長さ2-3cm。上唇は2裂し、下唇には橙色の隆起部分があり、筒部は先が細長い距となる。花柄は長さ1-4mm。
花期は5-7月。
果実は長さ9-12mm。種子は長さ約1.5mm、扁平で翼がある。

※ 名は、花が在来種のウンランによく似て、葉幅が細いことから。


主写真撮影日:2017-08-13   撮影地:東京都葛飾区 水元公園
撮影者:MOMO