トウロウソウ

学名:Bryophyllum pinnatum  

トウロウソウ(灯籠草)[別名:セイロンベンケイ、ハカラメ] ベンケイソウ科セイロンベンケイ属

南アフリカ原産で、現在では熱帯地方各地、日本でも沖縄県や小笠原諸島に帰化している多年草。

丈は60-200cm。茎や葉は多肉で厚く、下部の葉は単葉で卵形、上部の葉は3-5小葉の羽状複葉となる。花は円錐状集散花序を形成し下向きに咲く。萼は筒状で長さ2.5-3.7cm、花冠は帯赤色。
花期は1-4月。

※ 名は、花が灯籠のように見えることから。また、セイロンベンケイのセイロンはスリランカの旧国名だが、単に熱帯産であることから。
 切り取った葉や、根が弱った個体では葉の鋸歯の間から不定芽が出て発育する。この事からハカラメ(葉から芽)という異名でも呼ばれる。
 属名は、維管束植物分類表に従ったが、リュウキュウベンケイ属とし、学名はKalanchoe pinnataとする場合もある。


主写真撮影日:2008-03-20   撮影地:福岡県福岡市能古島 (植栽)
撮影者:MOMO