タイリンフクシア

学名:Fuchsia x hybrida  

タイリンフクシア(大輪フクシア)[別名:フクシア、ホクシャ] アカバナ科フクシア属

中央アメリカ・南アメリカを主体に、約100種あるフクシア属の花木を交配して作出され、観賞用に植栽される常緑低木。現在では、花形は一重咲きから八重咲きまであり、花の大きさは1cmにも満たない小輪から8cmを超える大輪までと多種多様で3000品種ほどがある。

樹高は30-150cm。花は、葉の付け根から花柄を伸ばし、その先端に風鈴のような花を下向きに咲かせる。4裂して、上に大きく反り返るやや厚みがあるものは蕾を包んでいた萼(萼筒)で、本来の花弁は下の方になる。花弁の中からは1本の雌蕊と8本の雄蕊が下向きに伸びる。
花期は4-7月と10-11月。
果実は長さ1cm前後の液果で暗赤色に熟し、細かい種子を多数含み、食べられる。

※ 和名は、YListに因ったが、学名 Fuchsia x hybrida が全て大輪ではない。
  フクシアの名は、はドイツ人の医師で植物学者だった「フックス(Leonhard Fuchs, 1501-1565)」に因む。
 ホクシャはフクシアが鈍ったもの。
 耐暑性・耐寒性とも弱い品種が多く、地植えはあまりされない。
 日本では耐寒・耐暑性にすぐれた、エンジェルスイアリング(Fuchsia x hybrida 'Angel's Earring')が多く栽培される。


主写真撮影日:2017-06-21   撮影地:長野県茅野市 バラクラ・イングリッシュガーデン
撮影者:MOMO