キンギョソウ

学名:Antirrhinum majus  

キンギョソウ(金魚草)[別名:スナップドラゴン] オオバコ科キンギョソウ属

地中海沿岸地方の原産で、観賞用に栽培される1年草。(原産地では多年草)

蔓の長さは20-100cm。改良された園芸種には高さ20-30cmの矮性種や100cmになる高性種がある。葉は楕円形で下部は対生、上部は互生する。茎は直立性で先端に総状に長さ3-4cmほどの花を多数付ける。花は芳香のある合弁花で、花筒の先端は2唇形となり、花冠片のうちの2片が上唇弁を、3片が下唇弁を形成する。雌蕊は1本、雄蕊は4本のうち2本は長く2本は短い。
花期は4-7月。品種によっては春と秋に開花するものある。
果実は蒴果。

※ 名は、ふっくらとした花形と色から金魚を連想したもの。
 古くから品種改良が行われ、一重咲き、八重咲きのほか、花が杯状に大きく開くペンステモン咲きの品種もあり、花色も豊富で白・赤・桃色・橙色・黄色やそれらの複色もある。
 耐寒性があり、暖地では宿根草になる。耐暑性もあるが、長雨や多湿には弱い。 


主写真撮影日:2017-06-21   撮影地:長野県茅野市 バラクラ・イングリッシュガーデン
撮影者:MOMO