シロナメツムタケ

学名:Pholiota lenta  

シロナメツムタケ(白滑紡錘茸) モエギタケ科スギタケ属

秋、マツやブナ林の腐木や地上に群生または少数束生する。

傘は径3-9cm、初め饅頭形からやや中高の平に開く。表面には強い粘性があり、類白色。中央部付近は淡い繊維状紋があり灰褐色~淡茶褐色。幼時、類白色の綿毛状鱗片があるが消えやすい。ヒダは直生~湾生し、やや疎。始めは白色でやがて肉桂褐色に変わる。柄は棒状で、中実。ツバは無い。表面は類白色で繊維状。傘部の肉はやや厚く、汚白色~淡黄色。柄の下方は褐色を帯びる。

※ 食用になる。無味で、腐木臭がある。汁物にはこくのある旨味がでる。
 [近縁種]
  チャナメツムタケ:色以外は殆ど同じ。傘の色は茶褐色~煉瓦色で周辺は色が淡い。
           成菌は有毒のカキシメジに似るため要注意。


主写真撮影日:2017-07-20   撮影地:群馬県渋川市 赤城自然園
撮影者:MOMO