アルケミラ・モリス

学名:Alchemilla mollis  

アルケミラ・モリス(Alchemilla mollis)[別名:レディースマントル] バラ科ハゴロモグサ属

ヨーロッパ東部・コーカサス・小アジア原産で、ハーブや花壇の脇役、グランドカバーなどに栽培される多年草。

丈は20-60cm。株状に横にも広がる。葉は15cmほどの丸形で9-11に浅く裂け、鋸歯があり、密に柔らかい毛に覆われる。下部の葉には長い葉柄があるが、茎の上部に付く葉は葉柄がなく、茎を抱くように付く。晩春、葉の間を突きぬけるように花茎を長く伸ばし、上部が細かく枝分かれして、緑黄色の小さな星形の花を多数咲かせる。
花期は5-7月。

※ 属名のアルケミラは、アラビアでの呼び名’alkemelych’に由来する、あるいは’alchemy’(錬金術)に由来するなど諸説がある。
 英名のレディースマントルは、葉の形が聖母マリアのマントを思わせることから。
 耐寒性はあるが、高温・多湿には多少弱い。
 [近縁種]
  ハゴロモグサ:北海道・本州の関東・中部の亜高山~高山に生育し、丈は10-30cm。


主写真撮影日:2017-06-21   撮影地:長野県茅野市 バラクラ・イングリッシュガーデン
撮影者:MOMO