カラタチ

学名:Citrus trifoliata  

カラタチ(枸橘)[別名:キコク] ミカン科ミカン属

中国原産で、生垣や柑橘類の台木に使用するために植栽される落葉低木。

樹高は3mほどになる。樹皮は灰緑褐色で細長い溝ができる。若い枝は緑色。長さ1-6cmの太くて鋭い刺が互生する。葉は互生。3出複葉で、葉柄には翼がある。小葉は長さ3-6cm、幅1-2cmの倒卵形または長楕円形。春、葉が展開する前に香りのある白い花が咲く。花は径3.5-5cm。花弁は5個、花弁と花弁の間は広く開く。
花期は4-5月。
果実はミカン状果。径3-5cmの球形で、10月頃、黄色に熟す。果肉は黄色で香りが良いが、苦くて種子が多く、食用には不向き。

※ 名は、唐から渡来した橘、唐橘(カラタチバナ)が略されたもの。
 学名は、カラタチ属の、Poncirus trifoliataとすることも多いが、YListに従った。


主写真撮影日:2017-07-20   撮影地:群馬県渋川市 赤城自然園 (果実)
撮影者:MOMO