ウキクサ

学名:Spirodela polyrhiza  

ウキクサ(浮草) サトイモ科ウキクサ属

北海道・本州・四国・九州・沖縄の、池や水田の水面に群生する浮遊植物の1年草。

葉のように見えるのは茎にあたり、葉状体と呼ぶ。長さ3-10mm、幅2-8mmの広倒卵形で、裏は赤紫色。根は白色で、3-21本付く。花はほとんど付けないが、稀に夏、小さな花を付ける。秋には葉の下に越冬芽をつくり、冬は水底に沈み、春がくると、浮き上がって発芽する。
花期は8-9月。

※ 名は、水面に浮かんでいることから。
 左上の写真の小さいウキクサは別種のアオウキクサ。
 [近縁種]
  コウキクサ :3脈があるが、不明瞭。根鞘基部に翼がない。
  ヒナウキクサ:葉状体の脈が1本。根鞘基部に翼がない。北アメリカ、南アメリカ原産。日本にも帰化。
  アオウキクサ:根が1本だけで、葉状体が小型、裏が緑色。


主写真撮影日:2017-07-20   撮影地:群馬県渋川市 赤城自然園
撮影者:MOMO