セリバオウレン

学名:Coptis japonica var. major  

セリバオウレン(芹葉黄連) キンポウゲ科オウレン属

本州・四国の、山地に生育する多年草。

丈は10cmほど。根生葉は2回3出複葉で、多数の小葉がある。小葉はさらに2-3裂し、質は厚い。雌雄異株または同株。早春、高さ7cmほどの花茎を出し、柄のある径1cmほどの白花を開く。雄花は花弁状で披針形の萼片が5-7個、雄蕊が多い。葯は白色。両性花は紫色を帯び、花弁状の萼片5個、箆状の花弁と雌蕊はともに10個ほど。花柄などが紫褐色を帯びる。
花期は3-4月。
果実は袋果。5-10個輪生し、長さ10-15㎜、果実とほぼ同長の果柄がある。

※ 名は、 小葉がセリの葉のように細かく切れ込むことから。
 [近縁種]
  コセリバオウレン:葉はセリの葉に似る。3回3出複葉。低山地に自生。
  バイカオウレン :小葉が5個の掌状複葉。花も大きい。
  キクバオウレン :葉は1回3出複葉。低山地に自生。
  ウスギオウレン :萼片が淡黄色、花弁の黄色がやや強く、葉は、3回3出複葉。


主写真撮影日:2017-07-20   撮影地:群馬県渋川市 赤城自然園 (葉)
撮影者:MOMO