ゲラニウム・サングイネウム

学名:Geranium sanguineum  

ゲラニウム・サングイネウム(Geranium sanguineum)[別名:アケボノフウロ] フウロソウ科フウロソウ属

ヨーロッパからコーカサス・北トルコの原産で、観賞用に植栽される多年草。日当たりの良い石灰岩質の草原や砂丘後背地に多い高山性草本。

丈は20-40cm。茎は這うか立ち上がり、よく分枝して、全体に毛が多い。葉は長さ4-5cmほど、5深裂し、さらに3分裂する。花は径2.5-4cm、桃色~紅紫色の5弁花。花弁に濃い脈があり、基部に白毛がある。萼片は5個、花弁より短い。先に棒状の芒がある。雄蕊10個。
花期は5-10月。
果実は蒴果。果実は長さ35-40mm、嘴が長く、5個の痩果を持つ。熟すると下部が裂け、種子が散布される。

※ YListでは和名未定義。
 流通名は、アケボノフウロ。
 実生や株の増殖でボリューム良く広がるので、グランドカバーにも使える。


主写真撮影日:2017-07-20   撮影地:群馬県渋川市 赤城自然園 (植栽)
撮影者:MOMO