ギンパイソウ

学名:Nierembergia rivularis  

ギンパイソウ(銀盃草)[別名:ニーレンベルギア] ナス科ギンパイソウ属

南アメリカのアルゼンチンからチリが原産で、鑑賞用やグランドカバーのために植栽される多年草。

丈は5-10cm。地表下の走出枝がよく発根し、分枝して地面を覆って茂る。葉は長楕円状の箆形で葉身は長さ2-3cmで長い柄がある。初夏から初秋、葉と対生し高坏状に1個つき、乳白色で中心は黄色味を帯び、花冠は5裂する。花径は2-3cmで芳香がある。
花期は6-9月。
日本では結実し難い。

※ 名は、花の色がと形から。ニーレンベルギアは属名。
 日本には明治末期に渡来。夏の暑さと日射にやや弱い。
 [近縁種・園芸種]
  ニーレンベルギア・セルレア ‘パープル・ローブ’:Nierembergia caerulea ‘Purple Robe’
      高さ20cm程度に育ち、青紫の花を茎の頂部にたくさん咲かせる品種。過湿に弱い。
  ニーレンベルギア ‘ラベンダー・シャワー’   :Nierembergia ‘Lavender Shower’
      柔らかい茎を伸ばし枝垂れる。薄紫の花を咲かせる。ハンギングバスケットに向く。
  ニーレンベルギア・スコパリア         :Nierembergia scoparia
      直立して草丈80cm程度に育つ。茎の上部はほうき状に枝分かれして、たくさんの薄紫の花を咲かせる。
  「オーガスタ」シリーズ            :Nierembergia Augusta Series
      こんもりとドーム状に育つ丈夫なシリーズ。切り戻さなくてもわき芽が伸び、次々と花を咲かせ易い。 


主写真撮影日:2017-07-20   撮影地:群馬県渋川市 赤城自然園 (植栽)
撮影者:MOMO