ハナゾノツクバネウツギ

学名:Abelia×grandiflora  

ハナゾノツクバネウツギ(花園衝羽根空木)[別名:ハナツクバネウツギ、アベリア] スイカズラ科アベリア属

中国原産のシナツクバネウツギとユニフローラの交配による、観賞用に植栽される半常緑低木。

高さ1-2m。樹皮は灰褐色、薄く剥げる。葉は対生、葉身は長さ2-5cm、幅1-2cm、楕円形~卵形で鋭頭、葉縁に粗い鋸歯がある。表面に光沢があり、裏面の主脈両側に白い開出毛がある。花期は初夏~中秋。枝先や葉腋に円錐花序を付ける。萼は基部まで2-5裂し、花後まで残る。花冠は花は白色、普通やや淡紅色を帯びる。長さ1.5-2cm の漏斗形で先は5裂、花筒内面には毛がある。雄蕊は花筒に着生し、5個。雌しべは1個、子房下位で3室。花の香りが強い。
花期は6-10月。
果実は結実しない。

※ 名は、多くの花が長期間咲くツクバネウツギの仲間であることから。
 公園などの生け垣によく使われる。
[交配親]
  シナツクバネウツギ  :Linnaea chinensis
              中国原産で耐寒性に優れる。
  リンネア・ユニフローラ:Linnaea uniflora
              中国原産。主に淡桃色の花を付ける。


主写真撮影日:2017-07-25   撮影地:東京都世田谷区 (植栽)
撮影者:MOMO