ハナハッカ

学名:Origanum vulgare  

ハナハッカ(花薄荷)[別名:オレガノ] シソ科ハナハッカ属

地中海沿岸を中心とし、中央アジア・中国が原産で、ハーブ用に栽培される多年草。

丈は30-90cm。茎は丸くてよく分枝し、柔らかく毛が密生する。葉は対生し、長さ2-3cmの卵形で、茎葉は細かい毛に被われる。縁は全縁。初夏~初秋、茎先や葉腋から円錐花序を出し、長さ7mm程の赤紫色~薄桃色の筒状の花を多数付ける。苞は赤紫色。
花期は6-9月。
果実は4分果。

※ 名は、薄荷に似た刺激臭があり、花が目立つことから。
  殺菌・解毒・消化促進に役立つほか、疲労時のマッサージオイルとしても効果を発揮する。
  また食事の前のオレガノティーは、食欲増進作用、消化促進作用がある。
  生葉はハーブとして各種料理に用いられ、トマトとの相性は良く、イタリア料理には欠かせない香辛料となる。


主写真撮影日:2017-07-13   撮影地:東京都文京区 小石川植物園 (植栽)
撮影者:MOMO