アザミゲシ

学名:Argemone mexicana  

アザミゲシ(薊芥子) ケシ科アザミゲシ属

メキシコ原産で、観賞用に栽培される一年草。一部で野生化もしている。

丈は、30-60cm。葉茎は白緑色で葉脈が白い。茎には棘がある。葉は互生し、羽状に切れ込み、縁が棘状に尖る。晩春~初夏に、茎先に黄色い花を咲かせる。雄蕊の葯は鮮やかな黄色で、中心の雌蕊は先端が濃赤。
花期は6-8月。
果実は蒴果で、2-3cmほどの楕円形で刺がある。

※ 名は、葉がアザミに似たケシの仲間であることから。
 種子から採る油は灯油や石鹸に用いられる。茎や葉を傷つけると有毒の黄色い汁を出す。
 [近縁種]
  シロアザミゲシ  :アメリカ合衆国南部原産で、花弁が白色。
  オオバナアザミゲシ:メキシコ原産で観賞用に栽培される一年草。
            高さ1.5mくらいになることもあり、花の大きさは6-10cm。


主写真撮影日:2017-07-13   撮影地:東京都文京区 小石川植物園 (植栽)
撮影者:MOMO