学名:Lobelia erinus
ルリミゾカクシ(瑠璃溝隠)[別名:ルリチョウソウ、ロベリア] キキョウ科ミゾカクシ属南部アフリカのマラウィ、ナミビアから南アフリカにかけてが原産で、観賞用に栽培される秋蒔き一年草。(亜熱帯地方では多年草)
丈は10-25cm。茎の下部につく葉は長さ10mm、幅4-8mmの楕円形で鋸歯がある。上部に付く葉は細く、鋸歯がないこともある。野生種は幅8-20mmの花を付ける。花弁は5つで、色は青や紫。花序は間隔の開いた円錐花序。
花期は3月下旬-6月。
果実は蒴果で、長さ5-8mm。内部に無数の細かい種子を生じる。
※ 名は、瑠璃色の花を咲かせるミゾカクシという意。
ロベリアは属名で約400種が存在するが、一般にロベリアというとロベリア・エリヌス(Lobelia erinus)とその園芸品種を指す。
[近縁種、代表的園芸種]
ロベリア・アズーロ・コンパクト:Lobelia erinus 'Azzurro Compact'
夏越ししやすい一年草タイプ。
スカイブルーなど優しい色の花がドーム状に咲き広がり、こんもりと仕上がる。
ロベリア・ファウンテン :Lobelia erinus pendula,'Fountain'
茎が下に向かってよく伸びて垂れ下がるため、ハンギングや寄せ植えなどに適している。
クリムソン・ブルー・ローズなどの園芸品種がある。
ロベリア・レガッタ :Lobelia erinus ‘Reggata’
横にふんわりと広がる一年草の種類。
下垂性のレガッタシリーズは、やや大柄な草姿になるため、ハンギングや寄せ植えに向く。
サファイア・スカイブルー・ホワイト・ローズなどの園芸品種がある。
ロベリア・リビエラ :Lobelia erinus Riviera
丸くこんもりとした一年草の種類。
矮性のリビエラシリーズは、花壇や鉢植え、プランターなどオールマイティーな品種。
スカイブルー・ライラック・ローズなどの園芸品種があります。
ロベリア・リチャードソニー :Lobelia richardsonii
茎が横に這って広がる宿根草。
花は淡紫青色で、ちらちらと咲き、コンテナの寄せ植えやハンギングバスケットに向く。
ロベリア・カーディナルス ‘クイーン・ビクトリア’
北アメリカ中東部のカナダ南部からテキサスにかけて分布する宿根草、ベニサワギキョウの園芸品種。
赤みを帯びる茎や葉と、30cmほどもある緋紅色の花穂が美しい。湿り気のある花壇や水辺に植えるとよい。
主写真撮影日:2017-06-25 撮影地:長野県大町市 国営アルプスあづみの公園 (植栽)
撮影者:MOMO