ジャガイモ

学名:Solanum tuberosum  

ジャガイモ(じゃが芋)[別名:バレイショ] ナス科ナス属

南アメリカのアンデス地方の高地の原産で、世界各地で芋を収穫するための野菜として栽培される多年草。

茎の丈は50-100cm。地下に多数の地下茎を伸ばし、その先が次第に肥大して芋(塊茎)となる。塊茎の大きさ・形・色などは品種により様々。若い茎は断面が円形で、生長すると3-5角にやや角ばる。初期は直立するが、生長すると匍匐する品種がある。生育初期の葉は単葉、しだいに上位の葉ほど小葉の多い複葉となり互生する。植え付け時により異なるが、春から夏、白色または淡紫色の花を開く。花冠は径2-3cmの合弁で、星形に浅く5裂する。
花期は5-8月。
果実は球形。栽培種は芋の収穫のために品種改良されているため、品種によっては全く実ができない。

※ 名のジャガイモは、16世紀の終り頃に、オランダ船がジャワのジャガタラ(現在のジャカルタ)からもたらしたことに拠る。またバレイショは、馬につける鈴に形が似ていることから。


主写真撮影日:2017-06-25   撮影地:長野県白馬村 (植栽)
撮影者:MOMO