エビラフジ

学名:Vicia venosa subsp. cuspidata  

エビラフジ(箙藤) マメ科ソラマメ属

近畿地方以北の本州・九州の、山地に生育する多年草。

丈は80-100cm。葉は4-6対の小葉を持つ羽状複葉(偶数と奇数が混在)で、小葉は狭卵形、長さ3-7cm。小葉の先が尖る。托葉は半切卵形、歯牙があるか2裂する。葉腋に総状花序を出す。花は紅紫色か青紫色で長さ1.2-1.5cm。
花期は6-9月。
果実は豆果。

※ 箙は「矢を入れて背中に負う道具」のこと。
 エビラフジは、エビラフジ、ヒメヨツバハギ、シコクエビラフジ、シロウマエビラフジ、ビワコエビラフジの5型の種内変異が確認されている。


主写真撮影日:2017-06-25   撮影地:長野県白馬村
撮影者:MOMO