オオコマユミ

学名:Euonymus alatus var. rotundatus   

オオコマユミ(大小真弓) ニシキギ科ニシキギ属

北海道・本州・四国・九州の山地に生育する雌雄異株の落葉低木。

樹高は3-5m。樹皮は灰白色で老木になると縦に少し裂ける。葉は対生し、長さ4-10cm、幅2-7cmの広楕円形で、先は尖り、細かい鋸歯がある。裏面は淡緑色で、脈が目立つ。本年枝の基部から長い柄のある集散花序をだし、径6-8mmの淡緑色の花を疎らに付ける。花弁は4個、縁には鋸歯がある。雄蕊は4個、雌蕊は1個。萼の上部は4裂する。花柄は3-6mm。
花期は5-6月。
果実は蒴果で、熟すと4つに割れ、赤い仮種皮に包まれた種子が現れる。

※ 分類学的にはニシキギの変種で、枝に板状の翼ができない。
 [近縁種]
  ニシキギ:枝に4稜があり、稜上に褐色の翼がある。
  コマユミ:ニシキギの変種で、枝に板状の翼ができず、葉は長さ2-7cm、幅1-3cmの長楕円形または倒卵形。


主写真撮影日:2013-04-29   撮影地:神奈川県相模原市南区
撮影者:MOMO