タチアオイ

学名:Alcea rosea  

タチアオイ(立葵)[別名:ホリホック] アオイ科タチアオイ属

当初は中国原産とされていたが、現在はタチアオイ属(Althaea)のトルコ原産種と東ヨーロッパ原産種との雑種(Althaea setosa ×Althaea pallida)とする説が有力。日本には、古くから薬用として渡来し、花が美しいため、園芸用に様々な品種改良された1-多年草。

丈は60-200cm。葉は心臓形で掌状に浅裂する。6月頃から茎が伸び葉腋ごとに大形の5弁花を付け、長い花穂を形成する。花色は紅・桃・白・黄・紫など。径6-10cm、花弁はときに二重や八重もある。雄しべ筒は長さ約2cm、花糸は長さ約2mm。花柱は分枝し多数、有毛。
花期は6-8月。
果実は分離果で、径約2cm、円盤型、有毛。分果はほぼ円形。

※ 原種は多年草だが、園芸品種には、春撒き1年草と秋撒き1年草と2年草がある。


主写真撮影日:2017-06-05   撮影地:神奈川県相模原市南区 (植栽)
撮影者:MOMO