ユズ

学名:Citrus junos  

ユズ(柚子)[別名:ホンユズ] ミカン科ミカン属

中国原産で、果樹として栽培される常緑小高木。

樹高は2-2.5m。樹は直立性で枝梢に刺がある。葉の翼は非常に大きい。花は一般に頂生で、単生し、白色または淡紫色を帯びる。雄蕊は22本内外、雌蕊は雄蕊と同長かやや短い。
花期は4-5月。
果実はミカン状果。球形で縦径6.5cm、横径7.5cm、重量130g内外、初冬から春にかけて鮮黄色に熟す。果面は黄色で大小のしわがあり、果皮は厚く、内側は海綿状を呈しむき易い。袋は約10個、果肉は多汁で酸味と香気が強い。種子は約20粒、胚は白くて多い。

※ 東北地方以南で広く栽培される。成長が遅いため、種子から育てると10年以上を要するため、カラタチへの接ぎ木により、数年で収穫可能にすることが多い。
 果実は酸味が強く、芳香がある。調理用や飲料に使用される。
 果汁は焼き肉・焼き魚・炊き込みご飯などに香味を添え、また果皮は細切りして吸い物に浮かせ、煮物にかけるなど、広く用いられる。果皮・果肉に砂糖を加え、煮つめて柚ねりを作る。また、果汁を用いて柚みそ、柚餅なども作られる。
 [近縁種]
  ハナユ:別名はハナユズまたはイッサイユズ(学名:Citrus hanayu)
      果実が小形で早熟性。花を観賞する。


主写真撮影日:2016-12-11   撮影地:神奈川県相模原市南区 (果実、植栽)
撮影者:MOMO