キカイガラタケ

学名:Gloeophyllum sepiarium  

キカイガラタケ(黄貝殻茸) キカイガラタケ科キカイガラタケ属

中部以北に多く、中部以西では山岳地帯に見られ、ふつう針葉樹(稀に広葉樹)の枯れ木・倒木・切り株からも発生するキノコ。

傘の幅は5-12cm。厚さは3-10mm。形は半円形から棚形。濃淡の明瞭な環紋があり、幼菌時は橙色っぽい綺麗な色をしていることもある。環紋は成長すると多くなる傾向がある。背面は黄褐色~赤褐色で、古くなると灰褐色~黒褐色に変化する。粗い短毛を密生する。ヒダは分枝していて互いに密着して迷路状になったり、放射状になっていたりする。溝は深さ2-5mm、幅0.5-1mm。ヒダの色は黄白色~淡褐色。

[近縁種]
 ヒロハノキカイガラタケ:中部以南に多い。ヒダは放射状。菌糸が2菌糸型。


主写真撮影日:2016-12-11   撮影地:神奈川県相模原市南区
撮影者:MOMO