サガミジョウロウホトトギス

学名:Tricyrtis ishiiana  

サガミジョウロウホトトギス(相模上臈杜鵑草) ユリ科ホトトギス属

神奈川県丹沢山地の一部に分布し、沢沿いの岩場から垂れ下がって咲く多年草。

花茎の長さは30-60cm。葉は卵状披針形-披針形で長さ7-15cm、濃緑色でやや艶があり、茎を抱く。花は3cm前後の黄色い釣鐘型で、1-3個が茎先に付く。花の内面には赤紫色の斑点が多数あり、基部には幅広く短い距がある。
花期は8-9月。
果実は蒴果。

※ 名は、相模の国のジョウロウホトトギスの意で、上臈(ジョウロウ)は優雅な貴婦人を意味する。
 山野草ブームによる乱獲で激減し、「絶滅危惧IB類(EN)」に分類されている。


主写真撮影日:2011-09-29   撮影地:神奈川県秦野市 
撮影者:素浪人ken