アラゲカワラタケ

学名:Trametes hirsuta  

アラゲカワラタケ(粗毛瓦茸) タマチョレイタケ科シロアミタケ属

広葉樹の倒木や枯れ枝、切り株などに発生する多年生のキノコ。

子実体は普通、側着生ときに背着生~側着生、無柄で群生する。傘は幅3-10cm、厚さ約3mmの半円形~扇形、ときに棚状になり、貝殻状に湾曲し、縁は鋭形。背面は変化が多く、灰白色~黄褐色、明瞭な環紋があり、粗毛が密生し、古くなると緑色を帯びる。毛被の下に暗色の下皮がある。腹面は汚白色、古くなると淡黄土色、ときに淡墨色になるものもある。孔口は円形~角形、3-4個/mm、孔長は1-1.5mm。肉は白色、革質~コルク質、乾くと硬くなり、無味、無臭。菌糸は3菌糸型、原菌糸にクランプがある。

※ 名は、背面に粗い毛が目立つカワラタケの仲間であることから。


主写真撮影日:2016-12-01   撮影地:神奈川県相模原市南区
撮影者:MOMO