ニガウリ

学名:Momordica charantia var. pavel  

ニガウリ(苦瓜)[別名:ツルレイシ、ゴーヤ] ウリ科ニガウリ属

インドから東南アジアの原産で、未熟な果実を野菜として利用する蔓性1年草。

成長すると長さ4-5mになる。葉は、有柄で掌状に5-7深裂する。夏から秋、葉腋に黄色の花を付ける。雄花は日中に開花し、夕方にはほとんど落ちる。雌花の付け根には小さな膨らみがあり、受粉するとこの部分が肥大して実になる。
花期は8-10月。
果実は細長い紡錘形で長さ20-50cm、果肉を構成する果皮は無数の細かいイボに覆われ、両端は尖り、未成熟な状態では緑、熟すと黄変軟化し裂開する。完熟した種子の表面を覆う仮種皮は赤いゼリー状となり甘味を呈する。

※ 名は、果皮が苦いことから。また別名のツルレイシは、イボに覆われた果実の外観と、完熟すると仮種皮が甘くなるという2つの形質が、ムクロジ科の果樹であるレイシ(ライチ)に似ていることに由来する。ゴーヤは沖縄本島での呼び名。
 近年、緑のカーテン(グリーン・カーテン)と呼ぶ日除けのための栽培も多くされている。


主写真撮影日:2016-09-16   撮影地:神奈川県相模原市南区
撮影者:MOMO