ガガイモ

学名:Metaplexis japonica  

ガガイモ(蘿摩・蘿芋) キョウチクトウ科ガガイモ属

北海道・本州・四国・九州の野原などに生育する蔓性多年草。

横に這う地下茎で繁殖し、茎を切ると白い乳液が出る。葉は対生し、長卵状心形で長さ5-10cm、幅3-6cm、全縁で裏面は白緑色を帯びる。葉腋から長い花柄を出し、総状花序を形成する。花冠は5裂し、裂片の先は反り返る。
花期は8月。
果実は袋果で長さ8-10cm、表面に疣がある。熟すと裂開する。多数の偏平な種子が並び翼がある。種子には長い毛(種髪)があって風に飛散布される。

※ 名の由来は諸説ある。(ガガとはスッポンのことで、葉の形がスッポンの甲羅の形に似ているからという説や、イモとは角形の袋果をイモに見立て、“ガガ”は,“カガミ”が訛ったもので,袋果の内側が光を反射して光って見えることによる等の説もある。)


主写真撮影日:2012-08-15   撮影地:神奈川県相模原市南区
撮影者:MOMO