コフキトコブシゴケ

学名:Cetrelia chicitae  

コフキトコブシゴケ(粉吹床節木毛) ウメノキゴケ科トコブシゴケ属

北海道・本州・四国・九州の、冷温帯(一部暖温帯)の樹皮上や岩上に生育する地衣類。

灰緑色の葉状で、大きさは径10cm以上になることもある。裂片の幅は0.5cm以上で、背面に白色の擬盃点を持つ。腹面は黒褐色、腹面の先端は灰白色だが、中心部は黒色。背面に粉芽を付ける。

※ 粉芽を付けるコフキトコブシゴケ類には、他にオリベトールゴケ、コフキトコブシゴケモドキがあり、外観では識別困難でクロマトグラフィーによる成分分析を要する。


主写真撮影日:2016-08-25   撮影地:神奈川県秦野市
撮影者:MOMO