ニガクリタケ

学名:Hypholoma fasciculare  

ニガクリタケ(苦栗茸) モエギタケ科クリタケ属

ほぼ一年中、針葉樹および広葉樹の木材や切り株などに発生する小形のキノコ。小形だが、多くの死亡例があり猛毒。

傘の径は2-5cmほど、半円球、次第にカサが開き平らになる。カサの中央部が赤褐色を帯びることが多く、やや吸水性がある。ヒダの色は様々なものがあり、薄いクリーム色から緑色を帯びた黄褐色、深い紫褐色などの色のものがある。
柄は長さ2-12cmで、傘とほぼ同色で表面は繊維状、上部にツバがある事があるが失われやすい。肉の色は淡い黄色で、まれに赤みを帯びる事がある。

※ 名は、クリタケによく似ており、強い苦味を持つことから。
 通常クリタケは傘も柄も茶褐色で、ニガクリタケは傘も柄も鮮黄色~汚い黄色。しかし色や形状で判断できないものが発生する事実から、間違いのない判別法は採取したキノコを噛むとニガクリタケの場合、刺激的な苦味がある。


主写真撮影日:2019-09-19   撮影地:神奈川県相模原市南区
撮影者:MOMO