コバンコナスビ

学名:Lysimachia nummularia  

コバンコナスビ(小判小茄子)[別名:ヨウシュコナスビ、リシマキア] サクラソウ科オカトラノオ属

ヨーロッパ原産で北海道と本州の一部に帰化し、道端や荒れ地、やや湿った所などに生育する多年草。リシマキアと言う園芸品種名で栽培されていたものが逸出。

丈は5-10cm。地表を這って長さ10-60cmとなり、横に広がる。葉は対生、長さは1.5-2cmの卵形~円形。普通両面に黒い小腺点がある。花は茎の中部の葉腋から出て長さ1-4cmの花柄に1-2個付く。花冠は黄色。萼は全裂し、裂片は心形で葉状。
花期は6-7月。
蒴果は稀に生じ、球形で径約3mm。

※ 名は、葉の形が小判形で、在来種のコナスビに近縁であることから。
 原産地では沼沢地に生育し、英名はコインウォーターチェーン。
 写真右下は、イエロー・リシマキア(学名:Lysmachia nummularia var. Aurea)という園芸品種で、茎から葉にかけて全体が黄色に染まる。


主写真撮影日:2013-06-09   撮影地:山梨県富士河口湖町
撮影者:MOMO