シコンノボタン

学名:Tibouchina urvilleana  

シコンノボタン(紫紺野牡丹) ノボタン科シコンノボタン属

ブラジル原産で、観賞用に植栽される常緑低木。

樹高は1-3m。枝や葉に白い軟毛が密生する。葉は対生し、葉身は長さ約10cmの長楕円形。晩夏から秋に径7-12cmの濃紫色の花を付ける。花弁は5個。雄蕊は10個で5個が長い。花糸の先端に楕円形の付属体が2個並んで付き、その先に大きく湾曲した細長い葯が付く。
花期は8-11月。
果実は、蒴果。

※ 名は、花色が紫紺(シコン)色をしたノボタンの意。
 園芸品種に白花種や花の中心に白いぼかしが入る’リトル・エンジェル’がある(写真左と右上)。
 [近縁種]
  ノボタン:Melastoma candidum 奄美諸島から沖縄・小笠原諸島に自生。海外は台湾・中国・東南アジア。
       葉身は長さ5-12cm、幅2-6cmの卵形~卵状長楕円形。5-8月に、径6-8cmの紅紫色の花を付ける。
       果実は液果で食べられる。


主写真撮影日:2016-11-10   撮影地:神奈川県三浦市 (植栽)
撮影者:MOMO