ゴクラクチョウカ

学名:Strelitzia reginae  

ゴクラクチョウカ(極楽鳥花)[別名:ストレリチア] ゴクラクチョウカ科ゴクラクチョウカ属

南アフリカ原産で、切り花用などに栽培される常緑多年草。日本では植物園の温室などで見ることが多いが、海沿いの霜が降りない暖地では戸外でも冬越する。

丈は、1-2m。茎はなく地際から葉の軸を長く伸ばしてその先端に50c前後の葉を付ける。葉は長楕円形で表面に光沢がある。花茎は葉と同長で直立し、先端に硬い多肉質で鳥の嘴状の仏炎包を付ける。全体で1花のようにみえるが、包内に6-8花がある。苞は花茎に対して直角に近い形に付き先端は尖る。苞の上部から橙色の3枚の萼と1枚の青い花弁を持つ極彩色の花を咲かせる。
花期は5-10月。
果実は蒴果。

※ 名は、花の姿を「極楽鳥」の鶏冠に見立てたもの。英名がbird of paradise flower。
 園芸では学名のカタカナ表記そのままストレリチアやストレチアと呼ぶことが多い。


主写真撮影日:2016-11-10   撮影地:神奈川県三浦市 (植栽)
撮影者:MOMO