シロオニタケ

学名:Amanita virgineoides  

シロオニタケ(白鬼茸) テングタケ科テングタケ属

夏から秋にかけて、おもにブナ科あるいはマツ科の樹下に生える。

傘は半球形から開いてほとんど平らになり、径5-30cm、白色であるが老熟したものでは僅かに黄色みを帯びることがあり、角錐状に尖ったいぼ状突起を密布するが、この突起は脱落しやすく、激しい降雨に叩かれたりした場合には殆ど落ち、傘の表面は殆ど平滑になる。肉は比較的薄く、脆くて壊れやすく、白色で傷つけても変色することなく、味や匂いは温和で刺激を感じないが、乾いてくると弱い不快臭を発する。
柄は長さ8-30cm、ときに40cmに達し、最も太い部分の径は1-4cm程度、下方に向かって大きく膨れ、全体としてはこん棒状~ボーリングのピン状をなし、表面は白色でほぼ平滑あるいは多少粉状、特に下部では、白色・粒状で脱落しやすいいぼ(外被膜の破片)が環状に付着し、内部は堅く充実している。柄の上方には、大形・膜質のつば(内被膜)を備えるが、かさの展開に伴って破れて脱落することが多く、幼いものを除いて普通は柄に残らない。

※ 胃腸などの消化器系の中毒症状や神経系の異常をきたす毒を持つ。


主写真撮影日:2016-10-02   撮影地:山梨県大月市 高畑山
撮影者:MOMO