カラミント

学名:Clinopodium nepeta  

カラミント(Calamintha)[別名:カラミンサ、クリノポディウム・ネペタ] シソ科クルマバナ属

南ヨーロッパや地中海沿岸地域原産の、ハーブや鑑賞用に栽培される常緑多年草。

丈は15-50cm。茎は基部でよく分枝して直立し、4稜形、下向きの屈毛がある。葉は対生し、長さ1.8-3cmの卵形、有毛、縁に鋸歯がある。葉裏には腺点が密にあり、もむと強い香りがする。花は多数付き、白色~淡紫色。花冠の下唇内面に紅紫色の斑点がある。萼は先が5裂し、下側の2裂片は細長くて鋭く、縁毛が目立つ。
花期は7-11月。
果実は4分果。

※ カラミンサは旧属名、The Plant Listでは、Clinopodium(クルマバナ属)に統合されている。
  葉にはミント系の爽やかな香りがあり、ハーブとして使われる。
 [近縁種]
  クリノポディウム・グランディフロラム:Clinopodium grandiflorum
                花、葉ともにネペタよりも大きく、長さ3cmほどの桃色の花を付ける。


主写真撮影日:2016-10-20   撮影地:神奈川県相模原市南区 (植栽)
撮影者:MOMO