キュウコンベゴニア

学名:Begonia × tuberhybrida  

キュウコンベゴニア(球根ベゴニア)[別名:ハナベゴニア] シュウカイドウ科シュウカイドウ属

ペルー・ボリビアなどのアンデス高山地帯に分布するベゴニア属の交配種で、観賞用に栽培される1年草。(本来は多年草だが暑さに弱く、寒さにもやや弱い)

丈は20-100cm。大きく分けて、太い茎が立ち上がるスタンドタイプと、柔らかい茎が垂れ下がるハンギングタイプがある。球根は扁平な球形で上面が凹む。根は空気を好み、地表近くを這うように長く伸びる。春に球根から芽を出して生長・開花し、秋に日が短くなる頃から球根が太りはじめ、晩秋に地上部が枯れて冬の間は休眠する。葉は左右非対称の心形で縁に鋸歯がある。花径は5-30cm、色は白・赤・桃・橙・黄・複色など。一重咲き・八重咲き・薔薇咲き、など様々な花姿がある。花は雌雄異花。通常、茎頂に雄花を付け、その脇から2つの雌花が付く。八重咲きは雄蕊が変化したもののため雄花で、雌花は一重で小さい。
花期は4-7月。

※ 生育適温は18-25℃、30℃を越えると生育が停止する。多湿も好まない。日本の気候では地植え難しく、鉢植えが一般的。


主写真撮影日:2014-02-12   撮影地:東京都調布市 神代植物公園 (温室植栽)
撮影者:MOMO