シンビジウム

学名:Cymbidium sp.  

シンビジウム(Cymbidium) ラン科シュンラン属

東南アジア自生の野生ランを品種改良した洋ランで、観賞用に植栽される多年草。

園芸的にシンビジウムの名で呼ばれるのは、シュンラン・カンランなど東洋ランとされるシュンラン属植物を除くもので、洋ランの重要な一群。インド北部から中国・東南アジア、さらにオーストラリアに広く分布し、約60種あまりが知られている。地面に生えるもの、樹木に着生するものがあり,多くはやや乾いた場所を好む。
卵形の偽球茎(バルブ)に線形の葉を10枚ほど付る。葉は大きく伸び、品種により直立したり、やわらかく垂れたりと様々。茎部から花茎を伸ばし、1-30個の花を付ける。交雑品種は多く、大形から小形まであり、色は紅紫・桃・緑・黄・白色など豊富。多くは花茎を直立からアーチ状に伸ばして開花するが、最近は下向きに垂れて咲く種類も増えている。小形から中形までの品種は耐寒性が強く、5-6℃で越冬する。大形品種は10℃は必要。

※ シンビジウム(Cymbidium)は属名で、その和名はシュンラン属。


主写真撮影日:2016-03-21   撮影地:神奈川県逗子市 (植栽)
撮影者:MOMO