フヨウカタバミ

学名:Oxalis purpurea  

フヨウカタバミ(芙蓉片喰、芙蓉酢漿草)[別名:アオイカタバミ] カタバミ科カタバミ属

南アフリカ原産で、観賞用に植栽される多年草。本州、関東地方以西では露地で越冬し、野生化も見られる。

丈は5-20cm。鱗茎は長さ1-3.5cmの卵形。地上茎はなく、長い葉柄のある葉を根生する。葉柄はやや赤味を帯び、疎らに毛がある。葉は3小葉で、小葉は先がほとんど凹まず、丸く、円形~倒卵形、長さ4cm以下。葉の裏及び縁には毛が散生する。花は径3-4cm、長さ1-11cmの花茎の上に1個つく。花弁は長さ2.5cm以下で、先が丸く、重なり合う。花弁の基部は黄色。花の色は紫色・赤色・桃色・黄色または白色など多くの園芸品種がある。
花期は10-12月および2-4月。
種子はできないものが多い。

※ 名は、花が大きくフヨウの花に似ていることから。
 明治年間の中頃に鑑賞花として渡来した。


主写真撮影日:2013-03-22   撮影地:神奈川県横浜市緑区 四季の森公園 (植栽)
撮影者:MOMO