学名:Anchusa officinalis
アルカネット(Alkanet)[別名:アンクサ、アンチューサ] ムラサキ科ウシノシタグサ属ヨーロッパから西アジア原産で、ポプリや染料などへの利用や観賞用に栽培される多年草。
丈は30-100cm。全体が白い剛毛に被われる。葉は披針形で根生し、長さ6-15cm。茎に付く葉は互生する。初夏から秋に、茎を伸ばして分枝させ、茎頂にサソリ状集散花序を出し、径6-8mmの青紫色の花を付ける。花冠は5裂して平開する。萼片は5個、雄蕊は5個。
花期は6-10月。
果実は4分果。
※ アルカネットは英語名だが、本種以外に近縁のアルカンナ(Alkanna tinctoria)の名称でもある。
葉や若芽は食用になるが、根は肝臓に有害なアルカロイドを含むため注意。
根は赤やピンクの染料の原料に、芳香のある葉は乾燥させてポプリに利用する。
主写真撮影日:2013-10-20 撮影地:神奈川県大和市 泉の森公園
撮影者:MOMO