ブッソウゲ

学名:Hibiscus rosa-sinensis  

ブッソウゲ(仏桑華)[別名:ハイビカス] アオイ科フヨウ属

ブッソウゲ(Hibiscus rosa-sinensis)やその他の野生種の交配により作出された、観賞用に植栽される常緑低木。

樹高は0.5-2m。ハイビスカスの基本種とされ、沖縄でブッソウゲ、アカバナなどと呼ばれて親しまれているヒビスクス・ロサ・シネンシス(Hibiscus rosa-sinensis)は、原種か交配種か不詳。ブッソウゲは、葉に鋸歯があり、花はふつう鮮紅色で、雄蕊の筒が長く花の外に突き出し、葯が雄蕊の筒の上部にかたまって付く。ハワイアン・ハイビスカスの園芸品種は葉に殆ど鋸歯がない。花は一日花で、開花期間中は次々に新しい蕾が開く。
園芸品種は、大きく「オールド・タイプ(在来系)」「コーラル」「ハワイアン・ハイビスカス(大輪系)」の系統に分けられているが、ルーツがわからず分類できない品種も多くある。
花期は5-10月。

オールド系 :在来系とも呼ばれ、花つきがよく、丈夫でよく成長する古くからある品種群。
ハワイアン系:ハワイで交配された大輪種。様々な色彩を持ち、ハイビスカスの中でも最も鑑賞価値が高く品種数が多い系統。
       暑さに弱くやや性質も弱い。
コーラル系 :野生種のフウリンブッソウゲを元として改良された品種群。下垂する花が多い。寒さに弱いが暑さに強い。

※ Hibiscusはフヨウ属の属名で、フヨウやムクゲ、モミジアオイなどを含む。


主写真撮影日:2008-03-15   撮影地:長崎県長崎市 亜熱帯植物園 (温室植栽)
撮影者:MOMO