ブーゲンビリア

学名:Bougainvillea spp.   

ブーゲンビリア(Bougainvillea)[別名:イカダカズラ] オシロイバナ科イカダカズラ属

中央アメリカ及び南アメリカの熱帯雨林が原産で、観賞用に温室栽培される蔓性常緑低木。品種改良により露地栽培できる耐寒性のものも作出されている。

樹丈は0.5-3m。茎には先の曲がった刺があり、毛を密生する卵状の葉を互生。花は枝先に総状に集まって咲き、通常3枚ときに6枚の濃桃色の美しい包葉が観賞の対象にされる。花弁のように見えるの苞葉(総苞片)で、その中に3個の白い漏斗状の花が付く。苞葉の色は、赤から白まで変化に富み、桃や赤紫・紫・橙・黄色のものもある。
花期は4-5月または10-11月。
苞葉は果実の時期まで残り、風による種子散布を助ける。

※ ブーゲンビリアは属名。 The Plant Listでは18種が有効名となっている。
  ブーゲンビリアの園芸種の多くは、ブラジル原産のグラブラ(B. glabra)、スペクタビリス(B. spectabilis)、ペルー・コロンビア原産のペルウィアナ(B. peruviana)の3原種を元にして、枝変わりや品種改良で作出されている。


主写真撮影日:2008-03-16   撮影地:福岡県福岡市中央区 南公園 (温室植栽)
撮影者:MOMO