ショウジョウボク

学名:Euphorbia pulcherrima  

ショウジョウボク(猩々木)[別名:ポインセチア] トウダイグサ科トウダイグサ属

メキシコを中心とした中央アメリカの山地原産のユーフォルビア・プルケリマ(Euphorbia pulcherrima)を改良した園芸種。温室で栽培し鉢植えなどにして、観賞される常緑低木。九州南部や沖縄では路地でも植栽される。

自生地での樹高は3-5m。葉は卵状楕円形で、濃緑色。葉は卵状楕円形で、濃緑色。縁に浅い切れ込みがある。枝葉を傷つけると白色の有毒な乳汁が出る。枝先に、朱紅色の苞を持つ小さな壺形をした花序が十数個付き、1個ずつの蜜腺を持つ。包葉は普通赤色であるが、園芸品種では桃・淡黄・白色・紫などもある。
花期は7-11月。
果実は蒴果。

※ 名は、赤色の包葉を猩々(想像上の動物で、サルの一種であるとする)の顔に見立てたもの。
 ポインセチアは、アメリカの初代メキシコ大使ジョエル・ポインセットJoel Robert Poinset(1779―1851)が、帰国の際に花木を持ち帰ったが、その一つに、アメリカの植物学者グラハムがポインセットを記念し、ポインセチア属Poinsetiaを設けた。ポインセチア属は現在はトウダイグサ属Euphorbiaに移されている。


主写真撮影日:2013-12-15   撮影地:神奈川県相模原市南区 相模原公園 (温室植栽)
撮影者:MOMO