学名:Rosa banksiae
モッコウバラ(木香茨、木香薔薇) バラ科バラ属中国南部原産で、観賞用に植栽される蔓性常緑低木。
全体に無毛で刺もない。葉は互生。長さ5-8cmの奇数羽状複葉で、小葉が1-2対付く。小葉は長楕円形で、表面は光沢がある。托葉は線形で早落性。花は白か淡い黄色で、それぞれ一重咲と八重咲があり、径2-3cm。黄花の一重や白花には芳香がある。
花期は4-5月。
※ 名は、漢名の「木香花」の音読みに由来したもので、花の香りがキク科の「モッコウ(木香)」に似ることから、またはモッコウバラの乾燥した根に香りがあり「唐木香」という香料に使われていたことからとも。
一般的にモッコウバラといった場合には、黄色の八重咲を指し、花色が白色のものはシロモッコウと呼ばれる。
[詳細学名]
Rosa banksiae f. lutescens:黄色の一重
Rosa banksiae f. lutea :黄色の八重
Rosa banksiae var. normalis:白色の一重
Rosa banksiae f. alboplena :白色の八重
主写真撮影日:2013-05-09 撮影地:神奈川県相模原市緑区 津久井湖城山公園 (植栽)
撮影者:MOMO