トウガラシ

学名:Capsicum annuum  

トウガラシ(唐辛子)[別名:ナンバンガラシ] ナス科トウガラシ属

熱帯アメリカ・南アメリカ原産で、香辛料・薬用や野菜として栽培される1年草。原産地では多年草。

丈は30-100cm。枝分れして広く張り、茂る。葉は披針形でやや細く、先は尖る。夏から秋、葉の付け根に白い5弁花を開く。果実は品種によって形、大きさが異なる。いずれも若いうちは緑色、熟すにつれ黄色から赤色または紫黒色になる。果肉も種子も辛いのが基本的特徴であるが、辛味のない変種もある。草姿、果形、辛さなど変異があるが、辛さによって辛いトウガラシと甘いトウガラシに大別され、それぞれにいくつかの変種がある。
花期は6-10月。
花後、緑色で内部に空洞のある細長い5cmほどの実できる。果実は熟すると赤くなる。品種によっては丸みを帯びたものや短いもの、色づくと黄色や紫色になるものもある。

※ 名は、唐は単に「外国」を意味し、辛は「味が辛い」を意味し、子は「果実や種子」を意味することから。
 変種のシシトウガラシやピーマンは食用に,ゴシキトウガラシは観賞用にする。
 食用とする品種の他、果実の色を鑑賞するための品種もある。


主写真撮影日:2016-10-02   撮影地:山梨県大月市 (植栽)
撮影者:MOMO