カキノキ

学名:Diospyros kaki  

カキノキ(柿の木)[別名:カキ] カキノキ科カキノキ属

中国原産と推定され、果樹として植栽される落葉高木。

樹高は10mほどになる。樹皮は灰褐色。成木では縦に裂けて剥がれる。枝は褐色で皮目が多い。葉は互生し、葉身は長さ7-15cmの楕円形~卵状楕円形。先端は急に尖り、縁は全縁。表面の主脈と裏面全体に短毛が生える。雌雄同株。晩春から初夏に、新枝の葉腋に淡黄色の花を付ける。雄花は数個ずつ付き、長さ5-10mmの鐘形、花冠は4裂し裂片は反り返る。雄蕊は16個ある。雌花は1個ずつ付き、長さ1.2-1.5cmの広鐘形で、雌蕊が1個と退化した雄蕊が8個ある。大きい萼が目立ち、雄花より大きい。子房は無毛。萼は果期まで残る。
花期は5-6月。
果実は、液果。10-11月に黄赤色に熟す。

※ 果樹としての栽培の他、庭木や盆栽にも利用される。
 果実を食用にするほか、未熟な渋柿を発酵させ柿渋をとる。


主写真撮影日:2015-10-25   撮影地:東京都奥多摩町(果実、植栽)
撮影者:MOMO