学名:Arundo donax
ダンチク(暖竹、葮竹)[別名:ヨシタケ] イネ科ダンチク属関東地方以西の本州・四国・九州・沖縄の、海岸や川岸に生育し、しばしば大きな群落を作る大型の多年草。
丈は2-4m。茎は中空、節があり、竹に似る。茎の径は2-4cm。葉は互生し、やや厚く、長さ50-70cm、幅2-5cmの線形、途中で曲がって垂れ下がる。花序は長さ30-70cm、小穂を密集して付ける。小穂は長さ10-12Mmm、赤紫色を帯び、小花は2-5個。苞頴は無毛、3脈があり、披針形、先が鋭く尖る。護頴は長さ7-8mm、基部に長毛がある。護頴の先端に2歯があり、短い芒が間から出る。内頴は護頴より小さい。
花期は7-11月。
※ 名は、暖かい地方に生え、竹の仲間のように見えることから。
オーボエ、クラリネットなどの木管楽器のリード部分の素材、釣竿や杖にも使用された。
主写真撮影日:2016-10-02 撮影地:山梨県大月市 (植栽?)
撮影者:MOMO