クレマチス・シルホサ

学名:Clematis cirrhosa  

クレマチス・シルホサ(Clematis cirrhosa) キンポウゲ科センニンソウ属

ポルトガル原産の原種シルホサ(C. cirrhosa)、その亜種でスペインのバレアレス諸島に自生するカリシナ(C. calycina)などを元にした、観賞用に植栽される多年性の木質の夏に落葉する蔓植物。

蔓の長さは1.5-2.5m。茎は細く褐色を帯び、葉柄が他物に巻き付きながら成長する。葉は3出複葉~2回3出複葉で、小葉の長さは4-6cm、光沢があり、粗い鋸歯があって対生する。真夏に一時休眠し、葉を落とす。秋口から葉を展開させ、秋から春、前年枝の葉腋に鈴なりに多くの花を付ける。花径は3-5cm、花弁はなく、花弁のように見える白色の4枚の萼片が下向きに開き、クリーム色の雄蕊が多数ある。
花期は10-5月。
果実は、痩果。

※ 原種シルホサは、クリーム色で花はカリシナより小さめ。原種カリシナは、外側が白、内側に濃い赤紫の斑点がある。
 開花期は長いが、厳冬期は開花が一時休止する。
 日枝(ヒエ)はカリシナの園芸品種で、花弁の内側の赤斑がより濃く、桃色に見える。


主写真撮影日:2013-02-10   撮影地:神奈川県相模原市南区 麻溝公園 (植栽)
撮影者:MOMO